弊社が昨年にリリースしたアプリ「ヒナンパス」。災害の種類ごとに避難方法を案内するアプリとなっています。今年に入り、そのヒナンパスのソースコードを、githubを利用して公開しました。今回の記事では、ヒナンパスのソースコードについて紹介します。
①公開した意図
オープンデータアプリを、SPARQLを利用して開発した例は、検索してもあまり多くは出てきません。
そこで、私達jig.jpが開発したアプリのソースを公開することで、開発者にとって有益な情報を提供できれば、オープンデータの利活用のされる社会に一歩近づくのではないかと考え、実際のソースコードを公開いたしました。
本プログラムはロイヤリティーフリーとなっています。詳しくは「ヒナンパスロイヤリティフリープログラム利用規約」を御覧ください。
②ヒナンパスを手元で開発してみる
ヒナンパスの開発を始める前に、下記に関する基礎知識を学習することをおすすめします。
・HTML / CSS / JavaScript(CoffeeScript)
・jQuery
・NodeJS / Grunt
・Git / Github
また、下記のものを先にインストールしている前提で進めます
・NodeJS / Grunt
・Git
まずは手元にヒナンパスのリポジトリをcloneしてきます。つぎに、必要なNodeモジュールをインストールすれば、準備完了です
git clone https://github.com/odp-jigjp/hinanpass/ npm install
あとは下記を実行すれば、localhost:9001にアクセスできるようになり、自分の手元のヒナンパスが動きます。
grunt
③ヒナンパスのソースの構成
基本的には、public_html ディレクトリ以下に書いています。
scssディレクトリとjs/srcディレクトリ以下を編集すると、アプリの見た目を変更できたり、アプリの仕様を変更出来たりします。
また、js/src/localize.coffee の 118行目以降に、実際にSPARQL Endpointにリクエストしているクエリがありますので、そちらを重点的に参考にしてください。